試し読み
エディンバラの名家の女主人メアリが夜行列車でロンドンを訪れ、数日滞在したのちに帰宅する予定で、その間の付き添いを請け負ったのだ。
彼女は高齢で心臓に持病があり、薬の飲み忘れは命に関わる。
経験豊富な看護婦であるヘスターは車中で指示通りに薬を飲ませたが、翌朝、メアリはこときれていた。
身に覚えのない殺人の罪で起訴されてしまったヘスターの絞首刑を防ぐには、裁判で無実を証明するしかない。
私立探偵モンクは真犯人を見つけるべく捜査を開始する。
緊迫感に満ち満ちた傑作法廷ミステリ!
アン・ペリー/吉澤康子 訳 ¥1000